ワンピース1112話「ハードアスペクト」がつまらない理由
週間の休載を挟んで、ようやく連載再開された、1112話。 休載前コメントで、「ONE PIECEって一体何なのかを考えたりしなきゃいけませんしね!」とあったため、ONE PIECEという作品のあり方について今一度考え直し、今後の展開や描き方になんらかの変化が生まれることをわずかながら期待したのですが… 結果としては、(少なくとも休載明けの1話目は)、何の変化も進展もない、退屈で中身のない内容が続く形となりました。 3週も休んだのだから、絵の改善くらいはなされるのかなと思っていましたが、多少線が丁寧なコマがあっただけで、変化が感じ取れるだけの改善はありません。 説明セリフや無駄セリフ、言わされセリフも相変わらず健在で、「何も変わっていない」と言って差し支えないでしょう。 最近、「ワンピース ◯◯話」という検索ワードでも上位に表示されるようになり、最新話記事にアクセスが集まりやすくなってしまったため、 最新話感想も手抜きせずにちゃんと書かないとダメだな、と思い直していたのですが、 いざ読んでみると、やはりもう書く気が起こらなくなるレベルで中身がない上、もはや別作品すぎて、ツッコむ気にもならない内容でした… 唯一、ジャンプの巻末コメントで、「おやすみありがとうございました!! メンテ大成功につき、より一層頑張りますー!!」と言われていたのがよかったです。 1112話がつまらない理由 無駄な描写にまみれすぎ 相変わらず、物語の筋となる部分をほぼ描かず、いらん周辺情報ばかりにコマを使う描き方になっています。 今回で言えば、冒頭5ページ丸々要りません。サンドワームvsルフィもいらん。動きのわからない(動きを描かない)ほぼアシスタント任せの(それも茶番)戦闘シーンなど描く意味がありません。 サブタイトルの「ハードアスペクト」という言葉の意味を知らなかったので、軽く調べたところ、「惑星同士のエネルギーが衝突するような、緊張感のある角度のこと」(引用:占いTV NEWS)だそうです。 なので、おそらく「五老星それぞれの動き(配置)によってエッグヘッドに緊張感が増す、より簡潔に言えば、五老星それぞれが麦わらの一味(側の勢力)と対峙して、衝突する・緊張感が増す、といった意味合いなのではないかと思います。 であれば、普通に五老星が麦わらの一味の前に立ちはだかるシーン(結果)を「どどん!」と描けばよくない? なんでそこに至るまでの移動シーンや中途半端なバトルシーンにばかり尺を使う必要があるのでしょうか。 「封豨&サンドワーム」vs「ルフィ&巨人」 「牛鬼」vs「ナミウソップたぬきロビン」 「馬骨」vs「フランキーボニー」 「以津真天」vsベガパンク(の配信) として、それぞれと対峙したシーンを、絶望感を感じるような、インパクトのある作画で描けば、長期休載意した意味も感じられる1話となって盛り上がったでしょうに。。 すでに描いた「馬骨がパシフィスタを停止させ(それが完了し)た様子」や、「そこからボニーのもとを目指す様子」、「海軍側がエッグヘッドを砲撃する様子」、「フランキーvsおちんちん中将やボニーvsケツアゴ中将との雑茶番戦闘」、「壊す意味のない部屋を、攻撃の起点を描かない手抜きレーザー作画(ほぼアシスタント任せ)で以津真天が破壊する様子」 全部いらない。 こんなの全カットしても、話の進展に何一つ影響はありません。なんで描く意味のないことにばかりコマを割くのでしょうか…。 以津真天が(無意味な破壊などせずに)ヨークから配信元を聞き出す。 カク&ステューシーの会話で、ステューシーがバリアの解除のためにエッグヘッドに残ることが判明。 エジソンがエッグヘッド脱出のために奔走。 ナミウソップたぬきロビンのもとに牛鬼が現れ、絶望。 パシフィスタを停止させ終えた馬骨がボニー・フランキーの前に現れ、絶望。 ルフィの前に封豨&サンドワームが立ちはだかり、ギア5エネルギー切れでピンチ。 以津真天(マーズ聖)が発信源の配信電伝虫に到達(そこには予想外の研究が…) のような描き方にしたほうが、よっぽど「ハードアスペクト」に相応しい1話になったのではないでしょうか。 もっというと、ダメージさえ覚悟すれば通り抜けられるフロンディアドーム(すでに以津真天と牛鬼に通過され済みで何の意味もなしていない)の解除のために、ステューシーが残らなければならない意味もわかりません。もう解除しとけば?笑 まぁ、今解除したら他の勢力も一斉に集まってしまい脱出不可能になるのと、サニー号はフロンティアドームの爆発に耐えられないから、船ごと脱出するためにはそうせざるを得ない、ってことなんだと思いますが、世界一の科学者なら遠隔操作やタイマー機能くらい用意しとけ(全世界の電伝虫の念波をジャックできるのになんでそれができないんだ)って話だし、そもそも爆発に耐えられる防御技術くらい用意しとけって話です。 ベガパンク自らまでフロンディアドームに突っ込まないと通過できないって、どんな欠陥(&御都合主義)設計なんだ。。 で、上記のようなツッコミどころがある、つまり、ステューシーを置き去りにして命の危険に晒す必要など全くないのに、抵抗せず一つせず、その犠牲をもって自分達が逃げる選択をあっさり受け入れるナミ笑 以下、ツッコミどころのトピックだけ挙げておき、気が向いたら、詳細を追記していくかもしれません。 パシフィスタ回収前に砲撃を強化する海軍 パシフィスタを破壊すると軍の損失になるから、わざわざ馬骨が凍らせて機能を停止させたというのに、そいつらを回収することなく、放置したまま「砲撃を強化せよ!!」と命じてバスターコールを継続してしまう海軍。 いや、それじゃ結局パシフィスタは砲撃に巻き込まれて破壊されることになるのでは… 余計やセリフやシーンを描かなければ、「回収したのだろう」と処理できるのに、「パシフィスタマークIII 全機停止!! 砲撃を強化せよ!!」なんて命令を書いて、その後に島に倒れたままのパシフィスタを描いてしまった結果、停止したパシフィスタごと島を破壊しようとするバカ軍隊にしか見えなくなっています。 中将雑魚すぎ…描く価値なし フランキーvsおちんちん中将など、誰一人期待していない(省略して何ら問題ない)組み合わせでしょうに、なんでわざわざこのカードを選んだのか… それも「ストロング右(ライト)」という既出のお決まり技であっさりボコってしまうという。 真正面からパンチを撃ち合うべく構えあったのに、フランキーのパンチだけ通るってどういう理屈なのか… おちんちん中将がパンチも出せない雑魚敵だったということ以上に説明のしようがありません。 こんな雑な戦闘シーンで済ますなら、描く必要ないでしょ。。 ケツアゴ中将も、ボニーのチートの能力に全く抵抗できずにあっさり敗北。 もちろん、こいつらのバトル描写を丁寧に描く必要はないのですが、ここまで雑に済ませる(=中将を雑魚化させる)のであれば、そもそも描く必要がなく、もっと言えば、そもそもエッグヘッドに来させる必要さえなかっただろうにと思ってしまいます。…
Hello world!
Welcome to WordPress. This is your first post. Edit or delete it, then start writing!